2015-09-29

★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 28th March 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

ミックの1988年来日公演において何が惜しまれるかと言えば、よりによって一番調子の悪い日のライブがテレビ放送されてしまった…これに尽きるのではないでしょうか。しかもソロ・アルバムのナンバーが減ったストーンズ偏重構成もプラスに働いたとは思えず、それが「やはりストーンズでなければ、キースがいなければ」という誤った印象を東京ドーム公演から報じたマスコミに与えてしまった感すらありました。確かにこのツアーで多くのストーンズ・ナンバーがモダンなハードロックにアレンジされていたことは事実です。しかし、当時は最新作の印象が強かったアルバム「DIRTY WORK」からの「Harlem Shuffle」だけは、むしろオリジナルに近い雰囲気で演奏されていたのだから面白いものです…といったことが冷静に語られるようになったのは最近のこと。やはり当時は生でミックが見られる、ストーンズ・ナンバーが聴かれるということに熱狂したのは仕方がありません。

あのテレビ放送の不調ぶりの原因となったのが、ミックのこじらせた風邪の悪化による3月19日の大阪公演の中止騒動です。恐らくはこの日が過ぎるにつれて彼の体調が悪化の一途を辿り、ライブ直前でのキャンセルとなったのでした。ここで驚かされたのは、大阪城ホールに詰めかけたファンの前に黒いコートを纏った、いかにも具合の悪そうなミックが現れ、ライブの中止を謝罪してみせたことです。40度の熱があってもそこまでのことが出来たミックはまだ若かった(笑)。この様子は先のテレビ放送時にも一瞬だけ流されましたが、今までミック謝罪の断片しか聴かれなかったこの場面までも、当日の会場に詰め掛けたテーパーが録音していてくれたとは!

あの一瞬だけ垣間見られたミック謝罪の場面が記憶にある方は多いかと思われますが、ここではミックが引っ込んだ後の事情説明までも聴けるとなれば、これは歴史的発掘です。今聴いてみて面白いのはミックの謝罪の通訳を、彼と親交のあった日本人パーカッショニスト(毎晩「Sympathy For The Devil」のイントロで登場していた)に頼んでいることです。主催者などではなく、より近しい人物に依頼したことからも、不意のライブ中止に動揺したミックの気持ちが見え隠れしています。しかもその後の説明を聞けば、当初は翌日に振替の公演が出来るのでは、という希望的推測があったことがここで解ります。このハプニングに驚く会場の雰囲気も味わってみてください。

しかし実際に振替公演が実現できたのは3月28日、結局これがツアー最終日となりました。ライブ当日、ミックの登場前には改めて例の謝罪シーンの映像が会場に流され、不測の事態に対するお詫びとようやく実現した振替公演であることを印象付けています。この場面、当店が復刻CDをリリースしたLP「LAST NIGHT」でも冒頭に収録されていたものですが、CD化に当たってはカットしていたものです。しかし今回は謝罪の当日の音源と共に収録、ここでも歴史的価値の高い内容へとバージョンアップを遂げました。

「LAST NIGHT」は非常に素晴らしい音質のオーディエンス録音であったのですが、今回新たに発掘された音源の音質はそれをも上回る極上音質だから驚きでしょう。何しろダグ・ウィンビッシュのベースラインが明瞭に聴き取れてしまう、そう言えばどれほどのクオリティかを想像してもらえるはず。当店が今回リリースする大阪公演の中でもバランスが取れたパーフェクト・クオリティなのです。よってこの音源に発生するカット(サイモン・フィリップスのドラム・ソロなど)も先の音源を補てんしてありますので音質的な違和感がなく、いよいよパーフェクトな内容と音質を誇る仕上がりとなりました。

そして先のようなハプニングを経ての日本最終公演です、ミックの気合が入りまくったパフォーマンス、それは日本公演のベストと呼ぶにふさわしいもの。何よりも彼が見事な回復を遂げており、あのテレビ放送とはまったく別次元のアッパーなテンションが最高のライブです。おまけに名古屋からデビューしたジミヘン・カバーの「Foxy Lady」、さらには大阪前半からの置き土産「Shoot Off Your Mouth」の復活など、演奏内容も充実。こうしたレア・ナンバーを絶好調に歌い切るミックの名演ぶりを限定のプレスCDにてじっくりとお楽しみ下さい!

★200枚限定のナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (60:25)

Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 19th March 1988

1. Mick Jagger announces the cancellation of the concert due to illness

Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 28th March 1988

2. Video Introduction: Mick Jagger's announcement about the cancellation of the concert of Osaka-Jo Hall from 19th March

3. Opening 4. Honky Tonk Women 5. Throwaway 6. Bitch 7. Let's Spend The Night Together

8. Beast Of Burden 9. Tumbling Dice 10. Miss You 11. Ruby Tuesday 12. Just Another Night

13. War Baby 14. Harlem Shuffle 15. Foxy Lady

Disc 2 (77:39)

1. Party Doll 2. Member Introduction 3. You Can't Always Get What You Want 4. Radio Control

5. Shoot Off Your Mouth 6. Drum Solo 7. Guitar Solo 8. Gimme Shelter 9. Start Me Up

10. Brown Sugar 11. It's Only Rock 'n Roll 12. Jumping Jack Flash 13. Sympathy For The Devil

14. Satisfaction

★★特別企画

★ミック・ジャガー「OSAKA 1988 FINAL NIGHT」の初回ナンバー入りステッカー付きに限り、記者会見からライレポートまで、各テレビ局で放送された初来日の模様を、時系列で28分に渡って収録したファン必携・必携映像集「IN JAPAN 1988」ボーナスDVDRを、特別にお付け致します。内容・画質、最強の裏ドキュメンタリー・タイトルです。ツアーを総括したタイトルとして、最終公演タイトル「OSAKA 1988 FINAL NIGHT」と一緒にお楽しみ下さい!

MICK JAGGER - IN JAPAN 1988(Special Bonus DVDR)

Japanese TV Broadcast Collection PRO-SHOT

1988年ミック・ジャガーの初来日の模様を当時の貴重なテレビ放送より時系列に28分に渡って収録したファン必携・必携映像集。3月7日の成田空港での様子、翌8日の記者会見の模様などは一部のDVDで観ることができましたが、今回収録されたテイクは、画質も鮮明なうえ、かなりのパートがDVDとしては勿論、ビデオ時代にも出回っていなかったものを多数含んでいます。「ミック・ジャガーの日本公演は、大阪城ホールで来月14日から4日間、東京ドームで2日間」と言う冒頭映像からして、コアなファンには驚きではないでしょうか。続いては「"ワイルドスーパースター"ミック・ジャガー」と大きく題された、「おはよう!ナイスデイ」での放送テイク。前日、成田空港に到着したミックの映像を特集した番組ですが、メディア、ファンで騒然となっている様子をリアルな映像で楽しむことができます。(ミックに随行している空港アテンダントの女性が凄く綺麗です)スタジオでは、80年代らしく「ホロヴィッツじゃないけど、もう少し前のミックを見たかった」というコメントも。(直後の「最後の稼ぎ場所は日本ですかねー」と言う辛口コメントには「何言ってんの」と言った感じですが。)続いては森○子さんの御姿が懐かしい、もうすぐ放送終了となる「3時のあなた」で、なんとここで殆ど時間差無しで、「ロックのスーパースター、ミック・ジャガーが遂に来日」という題して、ミックの赤坂・全日空ホテルでの記者会見の様子を放映してくれています。面白いと思ったのか、森さんがミックの名前を「肉じゃが」と覚えましょうと(その冗談が気にいったのか)どうでも良い事を複数回に渡って言うのを、あえて無視・スルーしようとする、もう一人の司会、野間○平さんの態度に共感を覚えます。

凄いのはおそらくDVD化初となる、当日夜の「ニュースステーション」で、当日の記者会見映像と共に「来日記念として少し長めのVTRを造ってみました」というコメントで、何と69年ハイドパーク公演のSatisfactionのライヴ映像が流れます。これは会見での質問者の「60年代の代表曲は何ですか?」の質問にミックが笑顔で「Satisfactionかな」と応える瞬間に引っかけて、おそらく番組製作スタッフが数時間の間に一気に造ってしまったもののようで、Satisfactionのライヴ映像にリリース当時の1965年の日本での事件トピック映像を被せて独自編集したもの。ロックファンだけではなく一般の視聴者向けの企画ですが、これはこれで非常にオリジナルかつ、貴重なヴァージョンと言えるでしょう。。まさに何でもアリの昭和と言う時代を感じさせてくれます。

次は翌日9日の、またまた「おはよう!ナイスデイ」での会見特集。こちらは長めの会見放送で、内容的にも見応え満点。会場での女性質問者の「1990年代もロックンローラーとしてWildであり続けられるのでしょうか?」と言う質問に、ミックが「Definitely still wild」とにこやかに応える様は、観ていて感慨深いものがあります。会見での感じの良いミックの対応に、スタジオからは「ニコニコして愛想を振りまいて、イメージと違った」というコメントが出ますが、そこで、ファン気質まるだしのコメンテイターが「いやいや、あれで結構、危ない人なんですよ。」とやや強気の発言。この「俺のミックを軽く扱っちゃ困るぜ。なめんじゃねー」(80's)みたいな発言は、「ああ見えてウチの先輩は怖いんだぜ」みたいで観ていて、ちょっと恥ずかしかったりします(笑)。

凄いのが次のトラックで、なんと15日大阪公演のThrowawayのプロショット映像!!ワンキャメで短めの映像ですが、ミックの日本初演の放送映像はまさにお宝です。

更に驚きは19日の「阪神vs南海」オープン戦デイゲームの中継映像で、ここでなんと「本日予定しておりましたミックジャガー振替公演は、本人の病状が回復せず、公演は中止となりました。なお、再度の振り替え公演を、3月28日(月)大阪城ホールにて行います。」というテロップが2回登場。録画者は、このテロップを目当てに放送を録画し続けていたのでしょうか?マニア恐るべし!!(たんに野球ファンだっただけかもしれませんが)

しかし88年と言えど、時代はまだ昭和であり、懐かしの南海のユニフォームを感慨の思いで見入ってしまうファンも多いのではないでしょうか。

さぁ、ここからが本タイトルの目玉。次は東京初演の22日夜10時からのニュースステーション。突如登場する死ぬほど綺麗な小○悦子の紹介と共に(赤字で「ミックが東京ドームにやってきた!」と大きく入ります。イントロの英語は恥ずかしい。)3分近く流されるのは当日2曲目のThrowaway!勿論、この日のライヴはテレビ放送されるわけですが、これはこの時限りの完全ディフショット映像!!しかも複数のカメラを駆使しており、遠目からのクローズアップ映像ながら、見やすさ&ムード抜群。サウンドは、歓声が殆ど聴こえない不思議な高音質マイク録音と言った感じで、このオリジナル音声もこれまた貴重。終了後、久○さんが「まぁロックミュージックてのは、この音のボリュームと言うのが一つのポイントなんですが、それだけに収録がまた難しくなるというのがご覧頂いて判ったと思います。臨場感とはだいぶ違いますが」とまるでブート解説のようなコメントをして下さるのもこれまた一興。

ラストは翌23日で再び「おはよう!ナイスデイ」。「熱狂 M・ジャガーin東京ドーム」「五万人のフィーバー・熱唱22曲!」という大写しの文字にシビれますが、こちらも「ニュースステーション」と同じThrowawayのプロショット映像ですがなんと、観比べると「ニュースステーション」とはディフショット・ディフマスター!音の近さは「ニュースステーション」に軍配が上がりますが、当時のファン、そして著名な芸能人ら(お亡くなりになられた方も登場し涙)が続々登場し、当日の会場内外の様子が窺い知れる、素晴らしいドキュメントになっています。大袈裟ではなく、これをそのまま永久保存版としてプレスDVD化したいと思えるほどの魅力的な内容です。まさに「裏・ミック88年来日ツアー・ダイジェスト」!!27年前のあの頃を懐かしみながら、たっぷりとお楽しみ下さい!!

1. Concert dates announcement (Broadcast in February 1988)

ARRIVED NARITA AIRPORT ON 7TH MARCH 1988

2. Ohayo! Nice Day #1 (Broadcast on 9:41AM, 8th March)

3. Ohayo! Nice Day #2 (Broadcast on 9:46AM, 8th March)

PRESS CONFERENCE (TOKYO AKASAKA ZEN'NIKKU HOTEL, 8TH MARCH)

4. Sanji-No-Anata (Broadcast 3-4PM, 8th March)

5. News Station #1(Broadcast 10-11:17PM, 8th March)

6. "Satisfaction" News Station Edition (feat. Hyde Park Live 1969 & Japanese historical films 1965)

7. Ohayo! Nice Day #3(Broadcast on 9:36AM, 9th March)

8. "Hard Woman"(Promo) 9. Ohayo! Nice Day #4 10. Ohayo! Nice Day #5

IN OSAKA

11. "Throwaway" (Live at Osaka Joh Hall on 15th March)

12. TV Information #1 "Concert postponed due to Mick's illness" (19th March)

13. TV Information #2 "Concert postponed due to Mick's illness" (19th March)

IN TOKYO

News Station #2 (Broadcast 10-11:17PM on 22nd March)

14. "Throwaway" (Live at Tokyo Dome 22nd March)

Ohayo! Nice Day #6 (Broadcast on 9:36AM, 23rd March)

15. "Throwaway" (Live at Tokyo Dome 22nd March) 16. Studio

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.28min.

Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "OSAKA 1988 FINAL NIGHT"(2CD)

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