2016-10-17

ウォレス・ルーニーHigh Noteで3年振りとなる最新作

60年代マイルス・デイヴィスの黄金のクインテットによる

アコースティック・ジャズのスリルを継承

バラードの深みを増した注目作

★ 2013 年以来、High Note では3 年振りとなるウォレス・ルーニーの最新作品。

★最晩年のマイルス・デイヴィスのバンドでも演奏。“マイルスの再来”とも言われ、一世を風靡したことは、あまりにも有名な事実といえましょう。

★マイルスとウォレス・ルーニーの関係。それが意味するところは、賛否両論。若くして、マイルスの後を継ぐといわれるのは、やはり、あまりにも大きな負担だったといえます。しかし、55 歳になる今に至るまで、アコースティック一本で勝負してきたウォレス・ルーニーの音には、確かなスピリッツと、強さが確実にあります。

★メンバーは、若き日にはハンコック少女といわれ、クロス・オーバー/ ファンクの世界で絶大な人気を博す才女パトリース・ラッシェン、リズム・セクションには、60 年代70 年代のマイルス・デイヴィスを支えた、バスター・ウィリアムスとレニー・ホワイトと強力な布陣。パトリース・ラッシェンのペンによるナンバーは、60 年代の黄金のクインテットのハービー・ハンコックを彷彿とさせるラッシェンのピアノしかり、ドライヴするリズムの渦のなか、華麗なソロを繰り出すウォレス・ルーニーしかり、現代のアコースティック・ジャズ・シーンにおける頂点的な演奏といえるものがあります。

★しかし、同時に注目すべきは、バラードでの演奏。M7ではドビュッシーのナンバーをミュートで瑞々しく詩的に奏でるウォレス・ルーニーが・・。ラスト2 曲では、トランペットという楽器のロマンを十二分に感じさせてくれます。

★大先輩(15 歳年上)、やはりマイルス・デイヴィスのグループで活躍したゲイリー・バーツ、一方、Smalls 界隈で演奏する後輩ベン・ソロモンをゲストとして迎えているところも注目。55 歳を迎え、世代を繋ぐハブになりつつあるルーニーの姿も見えます。(新譜案内より)

1. Around and Through (P. Rushen) 6:47

2. Elegy (T. Williams) 7:46

3. Air Dancing (B. Williams) 6:24

4. Observance (W. Roney / B. Solomon) 4:13

5. Ardéche (B. Solomon) 7:28

6. L’s Bop (L. White) 6:26

7. Clair de lune (C. Debussy) 5:27

8. My Ship (K. Weill / I. Gershwin) 5:08

Wallace Roney (tp)

Patrice Rushen (p-except 4 & 8)

Gary Bartz (as-M3.5.6 & 7 only)

Ben Solomon (ts & ss except M8)

Buster Williams (b)

Lenny White(ds)

御予約商品
CD
入荷予定時期 : 2016年11月中旬 受注締切 :2016年10月25日

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